韓国(2004年1月9日〜12日)

1日目

0:00羽田発→2:20仁川着 <BC701チャーター>

                                              ルネッサンス


2日目

今日は、今回の旅行の最大目的である板門店観光。

ホテルから、集合場所である東和免税店まで地下鉄で移動。
地下鉄での移動だったのだが、かなり遠い。ホテルを出発して地下鉄乗り換2回。合計で1時間近くかかってしまった。
江南地区指定というツアー内容だったのだが、ソウル中心部に行くのにこんなに遠いとは・・・。

受付を済ませ、バスに乗車。
・・・ 共同警備区域(JSA)や非武装地帯(DMZ)の歴史的な詳細やツアーに関しての細かい内容等は、ほかの方のHPでかなり詳しく書かれていますので、そちらを参考にしてください。

10:40出発。
ツアー会社の赤いバスに乗り、決められた席に座り出発。
まず、ガイドから今日の注意点や南北の関係等の話があった。
板門店ツアー認定会社になるのにはどれだけ大変か。
ツアーが途中で中止になる可能性があること。
過去にツアー中に亡命をしようとした人がいたこと。
警備がどれだけ厳しいか。
お酒は飲まないこと。
写真は許可された場所以外では決して撮らないこと。
DMZ内では走ったりしないこと。
などなど・・・永遠1時間話が続いた。
最後に、昼食はおいしくないということまで付け加えていた。
バスは漢江沿いを北上していく。
この川は北朝鮮の臨津江とつながっていて、川を渡って南に入ってこようとする人が多いので警備が非常に厳しい。
川沿いにはずっと鉄条網が張り巡らされていて警備台が等間隔に並んでいる。
しばらくすると「自由の橋」に到着。一般韓国人が自由に北上できるのはここまで。
まだ非武装地帯には入っていないのだが、警備や鉄条網を間近で見るとここが国境地帯なんだと身にしみて感じる。
30分ほど自由時間があったのだが観光ツアーに参加することなど今までほとんどなかったので、時間との相談をするのが不思議な感じで慌ただしかった。
バスに乗り、少し走って非武装地帯への門をくぐる。
ここで、国連軍の兵士がバスに乗り込んでパスポートチェック。この門の手前から写真撮影は許可されたとき以外は禁止。
注意事項を守らなかったら、ツアー自体が中止になるといわれていたのでできるだけ指示に従おうと誓う。
警備の為に、まっすぐ走れない道を進んで国連のバスに乗り換えるため停車。
時間の調整があるのでバスから降りてもいいと言われたので真っ先に下車。
初めて降り立った非武装地帯に緊張が走る。とは言ってもみんなJSAマークの写真を撮ったり、思い思いに過ごしていた。
国連のバスに乗り換え、国連軍の基地であるキャンプボニファスへ。
ここで、ガイドからおいしくないと言われていた昼食を食べ、ブリーフィングルームへ。
ここでは朝鮮戦争時の戦況などをスライドで見せられ、これから行動に関する宣誓書への署名をさせられた。
また、ゲストバッジを付けることも義務付けられる。お土産に最適だと思うのだが、持って帰ることはできない。ちなみに宣誓書は最後にもらえる。
ここから共同警備区域(JSA)へ向かう。
自由の家の前でバスは停車。ここから2列に並んで歩くように言われる。
自由の家展望台へのぼり、写真撮影の許可が出た。ここからは北朝鮮の監視台と板門閣軍事停戦委員会会談場が見える。
数十メートル先には国境を示す杭があり、ここが国境なんだと実感した。
次は、軍事停戦委員会会談場内へ。
先に見学中の団体がまだいるということで少し待たされる。
で、少し待っていると出てきたのは若い米軍の人たちだった。カメラやビデオを持っていたりで、研修という名の観光に来ているらしい。
会議場内には、韓国人兵士が二人警備をしていてピクリとも動かず、我々観光客がワイワイと写真を撮っているなかで不思議な緊張感であふれていた。
北朝鮮からのツアーに参加すると、北の兵士が同じように警備をするらしい。
会議場内の真ん中で国境が引かれていて、この中では実際に北の領土にも立ち入ることができる。とはいってもひとつの建物内なので実感は全然わかなかった。
常識的な範囲では自由に行動ができるので、みんな窓から南北の国境線や兵士と並んで記念撮影をしたりしていた。
兵士は微動だにせずサングラスをかけているために、人形のようだった。
サングラスは眩しいからしているのではなく、かっこいいからしているのでもなく、表情を見られないようにするためにしているらしい。
会議場の外では、兵士が北朝鮮側を向いて「臨戦態勢」と言わんばかりの威圧を与えて立っていた。
ゆっくりとする間も無くあっという間に部屋から出されてバスへと戻る。
会談場前を通り、映画「JSA」の舞台となった第3警備哨所、帰らざる橋が見渡せる展望台で下車。
北と南の警備所と帰らざる橋が一望でき当時の緊張感がひしひしと伝わってきて、映画「JSA」の情景がリアルに頭の中を駆け巡った。
旅行の直前に2回も観た甲斐があった。
また、北朝鮮の宣伝村にある国旗が高々と掲揚されていた。
韓国との「高さ争い」に勝ったのだが、ガイドは「韓国は馬鹿らしくなって争うのをやめた」と言っていて、ちょっと負け惜しみに聞こえたのだが・・・。
ゆっくりと写真を撮りたかったのだが、西洋人の観光客が一番いい場所を占拠していてほとんど撮る事ができずにバスへ戻る時間になってしまった。
バスに乗り、ボプラ事件のあった場所にあると帰らざる橋の前を通りキャンプボニファスへ戻る。
お土産を買い、最初乗ったバスに乗り換えてソウルへ戻る。
帰路は、肉体的にも精神的にも疲れてしまったためぐっすり眠ってしまった。

東和免税店に到着後、明洞へ。
相変わらず、ここではやることもなくぶらぶらと時間を潰す。夕食をどこで食べようかと1時間ぐらい歩き回った。
できるだけ日本語表示がなく、韓国人だけがいる店を探す。
適当な店が見つかったので夕食。現地の人たちでほぼ満席だった。が注文したのはビビンバとラーメンというありふれたもので、なかなかチャレンジができない。
ホットクを食べ、南大門市場へ。
ちょっと時間が遅かったせいでほとんどのお店は閉まっていたが、お土産用に大量の海苔を買い込んだ。
今日はこのままホテルへ戻り就寝。

                                                        ルネッサンス泊


3日目

 今日は市内観光。前回行かなかったところをピックアップして「景福宮」と、「刑務所歴史館」へ。

まず、地下鉄で光化門駅へ。広い中庭?を通り入場。
勤政門をくぐり、韓国最大の木造建築である勤政殿へ。
その後、五重塔を通り慶会楼。周りの池は、完全に凍っていて、小石を投げても割れなかった。
部屋を暖める為の床下の火を焚く所や煙突は非常に興味深く見ることができた。
が、いろいろな建物自体は再建されたものばかりで「公園を散策している」という感じがした。

つづいて、刑務所博物館。
光化門駅から隣の駅の独立門駅へ。
その前に昼食。地元の人で賑わっていた。メニューはハングルのみの記載で、渡されたオーダーシートにチェックするスタイル。
ハングルがまったく分からないと何も注文ができない。キムパプ(海苔巻き)だけは、目の前で作っているからなんとか頼めると思うが。
地元の人たちで賑わっていて結構おいしく、キムパプを持ち帰りする人がたくさんいた。

1500Wを払い、博物館に入場。
日本統治時代に、独立運動家たちを拘束する目的で建設された刑務所。
まずは展示場。
当時の写真や処刑された人の写真が展示してあったり、拷問の様子が再現されていたりと暗い気分になるところだ。
現地の人の親子が来ていたり、家族連れが来ていたりしていたが、教育には非常によくないところだと思う。
処刑された人の写真が所狭しと貼ってあり、監獄に実際に入ったりと実体験ができるようにもなっていた。
子供たちは楽しそうに監獄に入ってはしゃいでいたのが印象的だった。確かに子供たちにとっては実際にいろいろと体験できて、面白い場所だと思う。
展示場を出て、レンガ造りの獄舎へ。4畳ぐらいの個室がずらっと並んでいる。
重い鉄の扉と、厳重な鍵が当時の様子を思い起こさせる。
獄舎から外へ出て、当時の死刑場へ。敷地内のはずれにひっそりと残されていた。
ここに来てから、二人ともかなり重い雰囲気になってしまっていた。さらに精神的に疲れてしまったので、早々と観光は終了。
明洞まで戻り、喫茶店へ。で、ここで1時間以上も寝てしまった。
その後は昨日と同じ行動。
「ここではやることもなくぶらぶらと時間を潰す。夕食をどこで食べようかと1時間ぐらい歩き回った。
できるだけ日本語表示がなく、韓国人だけがいる店を探す。
適当な店が見つかったので夕食。現地の人たちでほぼ満席だった。が注文したのはビビンバとラーメンというありふれたもので、なかなかチャレンジができない。」
ということで、今度来るときまでにはいろいろなメニューを覚えて挑戦しよう・・・。

22:00にホテルロビー集合で空港へ。
途中、東和免税店へ立ち寄る。
ガイドが、「ツアーなんだから行きたくない人も行かなくてはいけません。」と言っていたのだが、正直に「ツアー代を安くするために、免税店に立ち寄ってマージンをもらっています。」と冗談交じりで言ったほうが理解を得られるのに・・・と思った。
韓国とか香港にツアーで来るリピーターはそんなことみんな知っているし、初めて来る人もそういう仕組みを知っていたほうが不満が少なくなると思うのだが。
我々は、韓国海苔の試食と無料のコーヒーを何杯もお代わりして時間を過ごした。


4日目

2:50仁川空港発→4:45羽田着 <BC702>
出発時、到着時にごたごたがあり、実際に飛行機から降りられたのは6時頃だった・・・。





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